羅臼町の沖合約1マイルから6マイルで
4月6日に始まった春の刺し網漁ですが、
6月30日をもって今年の漁が終了となりました。
この刺し網漁というのは、
魚を網に絡めて取る手法となります。
今日この刺し網漁について
いくつか書いてみようと思います。
春の刺し網漁で獲る(とる)魚は何?
羅臼町の漁師が春の刺し網で
獲る(とる)魚についてです。
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その魚の種類は一つではなくとても多いです。
ただし主となる魚はある程度決まっています。
羅臼沖で春に獲れる魚
その代表的な魚は真鱈(まだら)、
真ホッケ、カレイ、スケソウダラです。
下の写真は、刺し網で獲れた真鱈と
ナメッタというカレイの仲間です。
刺し網は、狙った魚に応じて
網の種類もあるのですが
狙った魚以外の魚も多少は付いてきます。
羅臼でこんな魚も捕れる(獲れる)
このほかにも、メンメ(キンキ)、
オヒョウ、八角、エビ、カニなどあります。
下の写真の赤い魚はキンキですが羅臼ではメンメといいます。
今日は、この中の真鱈と
ホッケについてお話しします。
下の写真が真鱈(まだら)で
羅臼ではほぼ一年中獲れる魚です。
下の写真が真ホッケですが、
こちらも羅臼で獲れるものを
羅臼真ホッケといいブランド化されています。
この三種類の魚は、主に4月から6月にかけて
羅臼町の沖合で獲れる代表的な魚です。
このどれをとっても、全国的にも
メジャーな魚となっており知名度も高いですね。
また、この魚も春だけではなく
年中通して羅臼近海に生息しています。
その中でも、春先から6月末までと
秋口から12月末までが多く獲れています。
真鱈はどんな製品になるのか
真鱈については、春先に獲れるものは、
主に開きダラという名の製品となります。
この真鱈を獲るための網を巻いてる
(船に上げる)作業が下の写真です。
また、秋に獲れる真鱈については、
そのまま各地に生送りされて行きます。
主に鍋料理の具として人気ですね。
使い道は、寒い時期の鍋料理の
具として重宝されているからです。
春の真鱈刺し網と真ホッケ刺し網漁の
大まかな作業風景を今日は載せてみました。